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2014年6月17日 (火)

チベット・ソサイエティ、イギリスに要望する

元産経ロンドン特派員の木村正人が面白い記事を書いてるので一部引用してみましょう。

http://blogos.com/article/88579/
■「中国の要求に屈した英国」チベット支援団体
 中国の李克強首相の英国・ギリシャ訪問が16~21日の日程で始まった。
(中略)
 キャメロン英首相は2012年5月にチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談。しかし、中国の態度は極端に厳しくなり、キャメロン首相は(注:今後二度と)ダライ・ラマ14世と会談しないことに合意した上で、ようやく13年12月の訪中を実現させた。
 この際、李首相との「夕食」が約束されていたのに、中国に到着するわずか24時間前にキャンセルが中国側から通告された。最終的に「昼食」がセットされ、英国側は何とか体面を取り繕うことができた。
 中国の劉暁明駐英大使が国営新華社通信に語ったところによると、今回、中国から官民合わせて200人以上が訪英、調印する政府間契約や商取引契約はエネルギー、投資、教育、ハイテク、金融など40案件を超え、契約総額は300億ドル(約3兆億円)強にのぼるそうだ。
 英国と中国の貿易額は昨年、史上最高の410億ポンド(約7兆800億円)を突破。英国の対中輸出は欧州連合(EU)のどの加盟国よりも高い増加率を示し、13.8%増を記録。
 中国の英国への投資も過去2年間で80億ポンド(約1兆3800億円)近くに達した。これは過去30年間を合計した投資額よりも多いという。
(中略)
 これでは、貿易と投資という「札束」で顔をたたかれ、(注:チベット問題で)「人権」に目をつぶったと批判されても仕方ないだろう。チベット支援団体チベット・ソサイエティは「これでは英国は中国の要求に屈したとみられるだろう」と、キャメロン首相に李首相との会談でチベットの人権問題を取り上げるよう求めている。

まあ、Mukke閣下は当然ノルウェーを免罪したのと同様「英国に霞を食えと言えない」とかいって英国も免罪するんでしょうねえ。

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コメント

お礼が遅くなりましたが、この記事の情報ありがとうございます。記事では、あえてbogus-simotukareさんのお名前は出しませんでした。事情はだいたいご理解いただけると思います。

>まあ、Mukke閣下は当然ノルウェーを免罪したのと同様「英国に霞を食えと言えない」とかいって英国も免罪するんでしょうねえ。

記事中

>チベット支援団体チベット・ソサイエティは「これでは英国は中国の要求に屈したとみられるだろう」と、キャメロン首相に李首相との会談でチベットの人権問題を取り上げるよう求めている。

とありますから、これで英国をかばったら完全な馬鹿でしょう。ノルウェーでも十分馬鹿ですが。ノルウェーに関する発言との整合性をみて、見て見ぬふりをするんというところじゃないですかね。

それはともかくとして、どっちみち欧米諸国に中国に圧力をかけてもらう・・・なんてのは、そういった方法に現実性を見いだしている人間がどれくらいいるかわかりませんが、もう見込みがないから放棄したほうがいいでしょうね。ただそうなると、やはりダライ・ラマが死亡するまでは、中国とチベット亡命政府の間でまともな話し合いは持てないだろうなと感じます。

Bill McCrearyさん
>記事では、あえてbogus-simotukareさんのお名前は出しませんでした。事情はだいたいご理解いただけると思います。

まあ、女史が怒り出しかねないってことですよね。ご配慮ありがとうございます。

>これで英国をかばったら完全な馬鹿でしょう。ノルウェーでも十分馬鹿ですが。ノルウェーに関する発言との整合性をみて、見て見ぬふりをするんというところじゃないですかね。

まあ、「見て見ぬ振り」ということになるんでしょうね。
「我々を批判するくらいならノルウェーに苦言したら?」「我々がノルウェー同様、中国ビジネスに関わってたら我々への批判は撤回するの?(ただし小生に限れば中国ビジネスに関係はありませんが)」「ノルウェーにそこまで同情するなら日本の諸政党がチベット支援運動に冷淡でも文句言えないのでは?(諸政党が冷淡な理由も英国やノルウェーと変わらないから)」と聞かれて何も応答できないんだからMukkeさんも困ったもんです。
 Mukkeさんは「日本の左派はチベット支援に冷淡」(まあ右派だって反中国極右以外はそんなに好意的じゃありませんが)と非難してたと思いますが、あれは別に「左派だから」というより「ノルウェーや英国のような実利的意味合い」で冷たいわけです。今や左派の支持層(サラリーマン)だって中国ビジネスで飯食ってる人は多いわけでそういう支持者の意向を左派政党も無視できないわけです。
 特に共産党はともかく社民党のように一回政権入りを経験しちゃうとちょっと「あまりにも理想主義的なこと」は言いづらいでしょう。

>欧米諸国に中国に圧力をかけてもらう・・・なんてのは、そういった方法に現実性を見いだしている人間がどれくらいいるかわかりませんが、もう見込みがないから放棄したほうがいいでしょうね。

うーん、ただ放棄して何をやるかという問題はあるでしょうね(なお、Mukkeさんだとこの放棄発言だけでMcCrearyさんを中国シンパ認定でしょう)。
とはいえ、ダライ側も正直、欧米への働きかけは「何もしないよりはマシ」程度のかなり切羽詰まった思いではあるのかも知れません。何せペマの日本ウヨとの「不適切なつきあい」を黙認してますから。
 精神的に追い込まれてるからあそこまで無茶苦茶な事になるんでしょう。

>ダライ・ラマが死亡するまでは、中国とチベット亡命政府の間でまともな話し合いは持てないだろうなと感じます。

うーん。ただダライが死亡すると「中国、チベットお互いのタカ派勢力がどんどんタカ派する危険性」も否定できない気がしますね。
とはいえ「じゃあ中国・チベットの話し合いってダライ生前にありうるの?」と聞かれると困りますが。
また、この問題は「仮に一党独裁が崩壊してもたぶん状況は変わらない(下手すると一党独裁崩壊後、民族紛争が起こったユーゴのようにかえって悪くなりかねない)」と言うのが厄介なところですね。

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