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2014年8月28日 (木)

某女史の紹介するチベット法話に突っ込む(追記)

 某女史がチベットに行って聞いた法話を紹介していますので突っ込んでみましょう。リンクは張りません。まともな部分もありますがあえて「変な部分」だけ突っ込みます。

 悪いことばかりをしていたら、来世、悪い生を得てしまう。
 来世動物に生まれてしまったら、かわいがられていると思っても、いずれ食べられてしまう。動物になると、人間界に戻ってくるのは難しい。
 戒律を守ることが人に生まれる基礎となる。

 なんだかなあと思いますね。
 先ず第一に「生まれ変わり」なんかありえない。
 第二にこれはっきりと「不幸な人生=前世の報い」って言ってますよね。
 これは「ハンセン病は業病」などという過去の差別的考えとどこが違うのか?。そう聞かれて女史はまともに答えられるんですかね。
 第三に「人間はすばらしい、動物は劣ってる」とさらっと言われてもなあ、と思います。昔はともかく、自然保護の語られる現在、無邪気にそういうことを言うの、どうよ、無神経と違うのか?と思います。
 いや俺だって「バードマンの動物変身銃(藤子不二雄「パーマン」)」みたいなもんで「お前を動物にしてやる」といわれたら「松坂牛のような食べられることが義務づけ(?)られてる動物」はもちろん、そうでなくても、皆にかわいがられるパンダでアレ、どんな動物でアレ、ノーサンキューですけどね。
 こういう法話を聞くと「ああ、仏教も(いや、チベット仏教も、か?)所詮、人間中心主義の宗教なんやな、アジアは欧米と違って自然と融和的とか全く嘘やな」と思いますね。
 なんてことはたぶん女史は思わないし、チベット仏教愛好家は思わないんでしょうけど。

 体で行う三つの悪行とは 殺生、偸盗、邪淫(邪なセックス = 僧侶の破戒とか、同性愛も含む)である。
 言葉で行う四つの悪行とは、嘘、両舌、悪口、綺語(根拠のない馬鹿話)である。
 心で行う三つの悪行とは、貪、嗔、邪見(間違った哲学)。
 この十の悪行を普段から行わないことが大事である。

 殺生、嘘などはともかく「同性愛」をさらりと「悪行」といわれても「おいおい」ですよね。まあ、チベットの仏教僧がそういうのは大目に見るとしても「同性愛差別は悪」という認識が普及し、一時は「同性愛をカミングアウトしてる人物(尾辻かな子氏)が大阪府議会議員や参院議員をしていた国・日本」の人間(某女史)が「エクスキューズもつけずにこんな法話をただ紹介する」というのは俺には理解が出来ません。
 まあ、俺だったら「私は同性愛否定の部分には反対だが隠すのも卑怯かと思い、あえて紹介しました、この部分が早く訂正されることを望みます」とかチベット仏教を擁護しようとしますが、どうも女史にはそういう問題意識がないようです。
  「女史って同性愛差別者なんだ」「チベット仏教徒って同性愛差別者なんだ」と思われかねないことを書いて平気というのは俺には理解できません。

【追記】
 邪淫(邪なセックス = 僧侶の破戒とか、同性愛も含む)、綺語(根拠のない馬鹿話)、邪見(間違った哲学)には説明を書いた女史ですが、他にも説明つければいいのにとは思います。
 まあ、殺生、嘘、悪口は説明の必要はないでしょう。両舌は日常使わない言葉ですが、「二枚舌」という意味だろうと一応想像はつきます。偸盗は「偸」の意味がわかりませんが、まあ「盗」なんだから泥棒の一種だろうと理解すればまあ、この場合は充分でしょう。「空き巣かひったくりか」といった細かいことまで理解する必要もないでしょう。
 貪、嗔というのはちょっと説明がないと分からないし、読むことすら出来ません。貪は訓読みだと「むさぼる」と読みます。ウィキペ「貪」によれば「物を必要以上に求める心」だそうです。
 「嗔」とはウィキペによると「怒り、憎しみ、ねたみなどのネガティブな感情」だそうです。

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コメント

>殺生、嘘などはともかく「同性愛」をさらりと「悪行」といわれても「おいおい」ですよね。まあ、チベットの仏教僧がそういうのは大目に見るとしても「同性愛差別は悪」という認識が普及し、一時は「同性愛をカミングアウトしてる人物(尾辻かな子氏)が大阪府議会議員や参院議員をしていた国・日本」の人間(某女史)が「エクスキューズもつけずにこんな法話をただ紹介する」というのは俺には理解が出来ません。

Mukkeとかいう人物も、bogus-simotukareさんのところにはじめてコメントした際に認めていたように、チベット仏教という宗教自体に同性愛を認めないところがあるようですね。チベット仏教自体にそのような認識があることは仕方ないところでしょうが、それを第三者である(いや、教授は信者なのかな?)人がそれを無批判に引用するのもどうかですね。さすがにMukkeとかいう人物は、それを肯定はしていないようですが。

>言葉で行う四つの悪行とは、嘘、両舌、悪口、綺語(根拠のない馬鹿話)である。
 心で行う三つの悪行とは、貪、嗔、邪見(間違った哲学)。

教授やMukkeとかいう人物は、それを実践しているのかいと考えるとかなり疑問に思えますけどね。それを言い出したら、ダライ・ラマやチベット仏教自体どうよということになりますよね。

>悪いことばかりをしていたら、来世、悪い生を得てしまう。
 来世動物に生まれてしまったら、かわいがられていると思っても、いずれ食べられてしまう。動物になると、人間界に戻ってくるのは難しい。
 戒律を守ることが人に生まれる基礎となる。

なんて主張自体、じゅうぶん

>綺語(根拠のない馬鹿話)
>邪見(間違った哲学)

でしょう。すくなくとも日本の現代仏教は、そういった因果応報説をそんなに無邪気(かどうか知りませんが)に肯定はしていないと思います。

Bill McCrearyさん
>チベット仏教という宗教自体に同性愛を認めないところがあるようですね。チベット仏教自体にそのような認識があることは仕方ないところでしょうが、それを第三者である(いや、教授は信者なのかな?)人がそれを無批判に引用するのもどうかですね。さすがにMukkeとかいう人物は、それを肯定はしていないようですが。

 まあ、せいぜい「チベット仏教支持だけどそこはちょっとどうかなって疑問に思う(Mukke)」位のことは女史にも言って欲しいですよね。
 「チベット仏教の同性愛差別を日本のチベット支持者は何とも思ってない」なんて思われてもデメリットじゃないですか。まあ、女史だと本気で何とも思ってない同性愛差別者の可能性が否定できないのが困ったところですけど。

>綺語(根拠のない馬鹿話)、邪見(間違った哲学)

 まあ、転生霊童(ダライやパンチェンの生まれ変わり)自体が我々部外者にとっては綺語(根拠のない馬鹿話)、邪見(間違った哲学)でしかないですけどね。
 ああ、それと女史の「在沖縄米軍がなければ沖縄に中国が攻めてくるかもしれない(何度も批判ネタにしてますけど)」なんかも酷い綺語(根拠のない馬鹿話)、邪見(間違った哲学)ですよね。まあ、でもそういう事言うとMukkeさんなんか怒り出すんでしょうね。

>すくなくとも日本の現代仏教は、そういった因果応報説をそんなに無邪気(かどうか知りませんが)に肯定はしていないと思います。

昔ならともかく今はちょっとそういうことは日本仏教は言えないでしょう。全然現実的でも科学的でもないですから。
まあ、「過去の仏典にそう書いてあるのはどうしよう、どうやって整合性つけよう」って厄介な問題はありますけどね。
これはキリスト教とか他の宗教でもそうでしょう。「いわゆるキリスト教原理主義」でもなければ、今時無邪気に「処女マリアの妊娠」「キリストの復活」なんか事実扱いしてないでしょう。「処女が妊娠」「死者が復活」なんて現実的にあり得ないからです。 いくら聖書にそう書いてるからって事実扱いは出来ません。じゃあーどうするか、どうやって聖書を説明するかって厄介な問題はありますけど。

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