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2014年12月11日 (木)

久しぶりにI濱女史に突っ込む(キモ過ぎるチベット美化)

 ブログのエントリに突っ込みますがリンクを張ると逆上するのが女史なのでリンクは張りません。興味のある方は女史のブログを検索すればいいでしょう。ちょっと引用は長くなります。また適宜文章は省略しています。

 11月30日に、都内某会議室でSFTによるダラムサラ報告会が開かれた。最近のダラムサラ事情がわかるかなーと思って軽い気持ちで参加して、何というかいろいろ考えさせられた。
 最初の報告者は比較的チベットについて知識がある方で、どことどこに行き、このような人と会って話を聞きました、という全体像を提起し、一つ一つの話の内容については客観的に簡潔に要約しているもので、聞いていてもあまり違和感は感じなかった。
 しかし、次の同じ「こういう人とあって話を聞きました」という件になると、TYC(チベット青年会議)の通称赤鉢巻テンジン・ツォンドゥーの「アツイ話」とか政治囚の語る悲惨な体験とかが中心になっていき、そこからは、チベット社会の大勢が目指している理念が見えてくることはなかった。
 赤鉢巻氏は遠路はるばるやってきた日本人に対して、「自分の気持ちにウソはつけないから中国に対する抗議活動をやっている。ダライラマも本音では独立を望んでいるが、国際社会の手前、自治だといっている。今、中国はインドの国境を侵していて、インドにも脅威となっている。インドと協力して中国と闘うのだ。これは民族と民族の戦いだ」みたいなことを言った。そりゃ初めての人が聞けば印象に残るだろう。
 しかし、この発言は良識あるチベット人にとって非常に違和感のある発言なのである。
 ダライラマはそもそも慈悲の菩薩観音様である。彼は亡命以後、一貫してこう繰り返し述べてきた。
(中略)
『敵を憎み、友を愛したとしても、一瞬後には友が敵になり憎む対象になり、敵が友になるのが世の常である。それなのに人はエゴにとらわれて、あるものに敵のレッテルをはり憎み、友のレッテルを貼り執着し、心の安定を欠いている。敵にも友にも永遠に変わらない実体はない。
 それなのに、人は自分、自分の家族、自分の宗教、自分の国など、自分(エゴ)の延長にあるものにこだわり、全体をみなくることから、あらゆる問題(民族紛争、戦争、環境破壊etc.)を起こしている。
 すべての敵が未来の自分の友であると考えなさい。あなたの最大の敵は外にあるものではなくあなた自身のエゴである。  この世界から争いをなくすのはエゴを押さえる教育が一番大切である。』
 以上のようなことを説いてきたダライラマが、敵の敵は味方、中国の敵はインドだからインドと共闘すべしとかいう考え方を推奨するかどうか考えたら、簡単に答えはでる。もちろん否である。ダライラマ法王はチベット難民を受け入れたインドをはじめとする諸外国には心からの感謝を捧げはするけど、それらの国に国益をおかしてまで中国と闘えと要請したことは一度もない。そんなことをしても根本的な問題の解決にはならないからである。
 今回のツァーではもちろんチベット亡命議会の議長さんのお話も聞いていて、彼は(中略)「それぞれの国にはそれぞれの事情があるのだから国益に反してまでチベットを支援してくれなくてもいい」とおっしゃっており、最初の報告者の方はこの言葉に一番感銘を受けていた。
 チベット人は難民だから、亡命者だから、もちろんどんなところからでも支援は欲しい。なのに、議長さんのような発言がでるのは、もちろん世界平和と長期的にみたチベットの未来のためにあえてこのように発言しているのだ。このような言動に感動して、チベット文化をこの世界からなくしてはいけないと感じる人がでてきて、結果、チベット文化は国際社会で存在感をもち、ここまで存続してきたのである。
 しかし、チベット初心者が赤鉢巻と議長さんの言葉を両方聞いた場合、何のレクチャーも受けていなければ、当然前者の言葉の方が印象に残る。今の日本人大多数にとってこちらの考え方が理解しやすいからである。しかし、翻ってダライラマ法王のおっしゃていることにどんな矛盾があるのかと考えてみると、まったく矛盾がないのである。彼が偉いから受け入れられてきた見解ではなく、この同じことをホームレスがいったって正論である。発言内容が妥当だから世界中で受け入れられてきたのである。 (後略)

 女史が「赤鉢巻氏(テンジン・ツォンドゥー)」とやらの「チベット独立論」を批判するのはいい。だって非現実的ですし、チベット亡命政府の公式方針に反してますからね。中国側に「やっぱお前ら独立が本心なんじゃん。交渉なんかしねえよ」とチベット亡命政府との交渉をネグる言い訳にされるだけでしょう。
 俺的に問題なのは女史がそれを「赤鉢巻さんて、非現実的ジャン、亡命政府の主張に反してるし、チベットの利益にも反するジャン」と言わずに「ダライ猊下の中道の精神が」といつもながら「事実に反するきれい事」を言い出すところですね。まあ、「お前チベットの部外者ジャン、関係ねえじゃん、ボーガス」て言われれば全くその通りで、女史が本心そのきれい事を信じてるのか、信じた振りをして「偉大なダライ」を外部に宣伝してるだけなのかはともかく、それでご本人とご友人一同が気持ちいいのならそれでいいのかも知れない。
 ただ「余計なお世話のお節介」をすればそういうのって健全じゃないように思いますねえ。
 ダライが「インドと共闘」だの「チベット独立」だの言わないのは女史の言うようなきれい事じゃなくて「インドに共闘する意思がないから」「チベット独立の見込みがないから」でしょう。
 チベット独立の見込みがあると思っていた頃は「米国CIAの支援うけて中国相手にゲリラ戦をやっていたこと」は否定しようがない事実の訳です。
 チベット亡命政府議長氏の「それぞれの国にはそれぞれの事情があるのだから国益に反してまでチベットを支援してくれなくてもいい」つうのも女史が言うようなきれい事じゃなくて「中国と縁切りしろ」なんて言っても欧米、インド、そして我が日本(苦笑)など中国とつきあいのある国は受け入れてくれないという現実主義の現れに過ぎないわけです。

 とあるチベット人が日本人の誰が聞いても問題と感じる発言をした時にも、この方は問題発言をしたチベット人を庇い続けた。モラルもへったくれもなくチベット人の側にたつこの方の言動には多くの人々は違和感を感じていたが、被害を受けているのが主に本人であることと、チベット人のために何かしたいという気持ちは純粋なものなので沈黙していた (ちなみに、私は直言してきたが、無視されてきた 笑)。


 「とあるチベット人が日本人の誰が聞いても問題と感じる発言をした時」て「ペマギャルポが『中国の最終目的は天皇の処刑』とデマったときですか?。それともダライラマが日本の講演で焼身自殺を美化したときですか?」と皮肉を言いたくなるのは俺が性格が歪んでるからですが、それはともかく(なお個人的には女史はもっと具体的に書けよとは思います。これじゃ評価のしようがないですからね)。

 端から見れば「ペマ・ギャルポが反中国デマ暴言吐こうと批判しないわ、ダライラマのオウム不祥事(オウムからの多額の金銭受領)を批判しないわ」のI濱女史やMukkeさんなんかもいい加減「モラルもへったくれもなくチベット人の側にたつ」言動なんですけどね(苦笑)。まあ、それはともかく女史ですら「違和感を感じる」てのはよほど酷いんでしょうか。そしてそんな酷い言動に何も言わないなれ合いのお馬鹿集団が「日本のチベット支援者集団」なんでしょうか。もしそうならもうどうしようもないですね。欧米のチベット支持者はともかく日本の「自称チベット支持者」は害悪しかないんじゃないか。

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コメント

>以上のようなことを説いてきたダライラマが、敵の敵は味方、中国の敵はインドだからインドと共闘すべしとかいう考え方を推奨するかどうか考えたら、簡単に答えはでる。もちろん否である。

こういう発言て、産経新聞が、日中首脳会談の際に安倍はなんら中国側に譲歩していないなんて主張するようなもので、実にばかばかしいでたらめ以上のものではありませんが、産経新聞とか教授って、こういうでたらめ発言をすることに喜びでも感じているんですかね(苦笑)。

> チベット亡命政府議長氏の「それぞれの国にはそれぞれの事情があるのだから国益に反してまでチベットを支援してくれなくてもいい」つうのも女史が言うようなきれい事じゃなくて「中国と縁切りしろ」なんて言っても欧米、インド、そして我が日本(苦笑)など中国とつきあいのある国は受け入れてくれないという現実主義の現れに過ぎないわけです。

そう考えると、Mukkeとかいう人物が独立を主張するというのも非常に奇妙ですよね。ご当人いろいろ考えての決断なのでしょうから、他人がどうこう言う話じゃないんでしょうけど。

>教授って、こういうでたらめ発言をすることに喜びでも感じているんですかね(苦笑)。

本気でそう思ってるなら知的レベルが低すぎるし、嘘を嘘と知りながらついてるのなら人間性最悪だしどっちにしろくな人間じゃないですよね、女史は。

>Mukkeとかいう人物が独立を主張するというのも非常に奇妙ですよね。

チベット主流が独立なんか唱えてないのに部外者が独立論唱えるって「日本本土住民が沖縄独立論唱えるレベル」に異常ですよね。ちなみに、女史は「チベット人」ですら「独立論唱える人間は非常識な愚か者扱いしてますから」、Mukkeさんなんか文句なく女史的には議論の余地なく愚か者ですよね(苦笑)

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